まだ記憶に新しい、
ラブラドール(レイちゃん)虐待事件。
虐待動画がネット上にあがり
ニュースやワイドショーにも
取り上げられましたね。
動画が拡散されすぐに
紫友会の川村さんという女性の方が
放っておけないと
「私が動きます」と
いち早く行動を起こしました。
保護されたわんちゃんは
零(レイ)ちゃんと名づけられました。
しかし保護できたものの
日本の法律では
川村さんの方が不利な状況…
飼い主が所有権放棄をしない限り
また飼い主の元へ返還しなければ
ならない可能性がとても高く
川村さんや紫友会の方たちは
レイちゃんを守るため戦っていました。
そして昨日、レイちゃんの所有権が
正式に紫友会に移りました
それは、法律のおかげではなく
川村さんが保護してからずっと
レイちゃんだけではなく
飼い主さんにも寄り添い
真剣に向き合った結果なのです。
その背景は
川村さんと飼い主さんにしか
わからない事ですが
私はなんだかこの結果に
とても胸が熱くなりました。
レイちゃんが救われた事もそうですが
この川村さんという女性は
飼い主さんの心も救ったのではないかと。
初めニュースで見た時は
飼い主の女性、包丁を振り回したり
暴言を吐いたりと
とても危険な状態でした。
”犬を返せ”と何度も紫友会へ
連絡をしていたそうです。
ここに至るまで
計り知れない苦労と努力と
大変なプレッシャーがあったと思います
何よりもレイちゃんのことを一番に考え
だけど飼い主さんの心にも寄り添い
相当な器がなければできないことだと感じました。
一度はレイちゃんを手放すという
決断をした川村さん。
それはレイちゃんと飼い主さん
両方の幸せを考えたからです。
その決断が結果、飼い主さんの心を動かし
飼い主さん自身の思いと
レイちゃんの幸せを
川村さんに託すと決断されたんですね。
この出来事が完結した時
まるでドラマを見ているようで
久しぶりに鳥肌が立ちました。
もちろん、
この飼い主さんがしてきたことは
絶対に許されることではありません。
しかし今回の事で
その始まりとなった、根本に目を向け
”一緒に”解決しようとする姿勢も
大切なのだと感じました。
賛否両論あるかと思いますが
私はこの結末、単純に、純粋に
感動しました。
自ら歩み寄る大切さ
一方的に解決するのではなく
相手に寄り添う心
そして守りたいものが何なのか
明確であること
何度も顔を合わせ話し合い
相手の気持ちにも耳を傾け
最後には心を通わせ
お互いに「ありがとう」と
伝え合えたそうです。
「飼い主さんに寄り添う動物愛護」が
全ての人が納得する結果を招いた。
きれいごとだけでは掴めていない結果だと
そう思います。
今回は、成功例で
全てがうまくいくなんて
思っていませんが
人ってやっぱり
心と心なんだな。
そう感じました。
あくまでも私個人の
未熟な意見かもしれませんが
人にも寄り添う動物愛護は
ニャンたろうスタッフも
心がけていることなので
なんだかそれもひとつ証明されたような
なんとも言えない気持ちになったのです。
レイちゃん、よかったね
今日はにゃんこ達の出番がなくて
ごめんなさい(^ω^;)
クロ「明日もみてにゃー」