大分ニャンたろう
スタッフブログ「ねこまみれ」

ピーターパンの日!

 
今日12月27日はピーターパンの日
 
ということで、猫界のピーターパン
 
「スナネコ」に密着グラサン
 
 
 
アフリカやアジアの砂漠地帯に
 
生息する小さくて可愛い猫
 
「スナネコ」
 
スナネコは英語でも「Sand Cat」。

砂漠のネコです

 

生息地はモロッコ、アルジェリアなど

サハラ砂漠など砂のイメージが強い場所ばかり。

 

 

この子達は、大人になっても
 
子猫のような身体のままで、
 
ネコ界のピーターパンと呼ばれている。
 

実際は低木などがある地域で見られます。

体長は50cmくらいですから、

イエネコとあまり変わりません。

野生ネコとしては小さい部類です。

尻尾は20cmくらいと短め。

色は黄色っぽい砂の色で、

背中に薄い黒の縦縞が数本。

 

 

スナネコはイエネコより顔の幅が広い

 

さらに、

砂漠の厳しい環境でどんな音も

聞き漏らさないようにしているのか、

三角形の耳が大きく、横に広がっている

耳の毛が長いのは、砂が耳に入らない為。

そして、長い体毛も忘れてはなりません。

 

 

砂漠は砂と暑さとの戦い。

スナネコは足の裏にまで

毛がびっしりと生えています。

真夏の砂が熱いのはご存知の通り。

海水浴場なんかで「熱っ、熱っ~」

と飛び跳ねたことありますよね。

砂漠の砂は日によって

60~80℃くらいにもなり、

裸足なら立っていられないほどです。

でも、スナネコは足の毛のおかげで

砂を歩いても平気。

砂漠で困るのは「食料」と「水」。

どちらも見つけるのは大変そうですね。

スナネコはとにかく何でも食べます。

ネズミ、ヘビ、トカゲ、昆虫……

砂漠で目につくものはすべて食料です。

もちろん、水分もそれらの獲物から得ます。

水場に出会うラッキーが少ない以上、

水分は他の生物から奪うしかないのです。

 

スナネコが動くのはだいたい夜。

 

砂漠で日中に狩りをすると

すぐ干上がってしまうからです。

そこで昼間は巣穴にいて、

日没後に動く夜行性なのですが、

砂漠では夜行性が多く、

獲物もいるけど敵もいる。

ジャッカルやキツネ、オオワシなどは

スナネコを狙っています。

数少ない獲物を見つけ、

敵が近づくのも察知しなければならない、

中間管理職みたいな立ち位置が

スナネコの聴力を上げたのでしょう。

 

 

こうした敏感さのせいか、

スナネコは人間にも懐きません。

飼い慣らすのが

もっとも容易ではないネコといっても

過言ではありません。

そのため人為的な繁殖も難しく、

絶滅が心配されています。

今では絶滅危惧種となっています。

以上、猫界のピーターパン

スナネコでした!

 

 

 
 

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