以前、里親さんになってくれた方が
車の整備工場で働いており
そこに子猫が迷いこんで
上司から
『このまま居着くなら
保健所連れていく』
と言われたので
助けて欲しい
という相談の電話が来ました。
結局
電話を聞いた以上
ほっとけない私は現場に急行。。。
↑そういう性なんですよね
現場についた時には
捕まえやすいようにと
倉庫に閉じ込めてくれていて
初めての私が行くと警戒するので
連絡をくれた方に捕まえてもらい
猫が入ったダンボールを受取りました。
車で運んでる最中も
ダンボールを塞いでるガムテープを
引き裂かんばかりに暴れて
上にカバンを乗せて押さえながら
運転して帰りました
帰り着くまで
一体どんな子なんだろう
すごく凶暴そうだな
…と思って
ダンボールを開け
ご対面
えっ
可愛いやん
でも…
すっごい真っ黒 笑
しかも、めちゃくちゃ人懐っこくて
すぐ膝の上に乗ってきました
保護したのが
梅の花の咲く時期という事で
仮名を【うめ】にしました
ストレスもかかるので
数日おいてから身体を洗い
綺麗になったし
可愛くて人懐っこいから
すぐ里親さん見つかるわ
…と思っていたのですが
血液検査の結果
白血病という事が判明
嘘でしょ
…と私も信じられずにいました。
ただ…白血病だからといって
諦める事はしたくなくて
私が無理を言って保護主さんに
インターフェロンを1ヶ月だけ
試させてもらえませんか
と懇願
でも、治療も虚しく
白血病は陽性のままでした…泣
このまま嘆いていても
どうしようもないので
エイズの時と同様
持病がありますと記載し
里親募集を開始!
見学には何名かいらっしゃるものの
やはり病気の説明すると
良いお返事はいただけません…。
もしもの時は私が飼おう
そう決意して
焦らず探していると
若いご夫婦が見学したいと
お家にやってきました
とても、うめの事を
気に入ってくれましたが
先住ちゃんもいるということで
猫同士感染する病気だという事をお伝えし
白血病がどんな病気かという事も
ご説明しました。
正直、先住ちゃんもいるし
難しいかなと
思っていたのですが
本当にうめを飼いたいと
思ってくださったようで
ご自身で獣医の先生に
相談してくださり
今いる先住ちゃんに
白血病ワクチンをうって
うめを迎えてくれるというのです
またまた夢のようなお話でした
うめに家族ができます
と保護主さんと相談者さんに
ご報告すると
お二人とも
本当に喜んでくださいました
今では『未来』ちゃんという
お名前をいただいて
ご夫婦の元で幸せに暮らしています
その後、別の保護猫ちゃんも迎え
今では4匹で仲良く暮らしているそうです
これからも、うめ(未来ちゃん)は
私にとっての希望となります
預かりボランティアを経験して
苦悩もたくさんありましたが
それを乗り越えるたび
少しずつ私の力となっています
もちろん乗り越えてきたのは
私ひとりの力ではなく
支えてくれている周りの方々や
幸せになった猫たち
里親さんになってくれた方々の
おかげでもあります
最近、預かりボランティアについて
興味があるかたが話を聞きたいと
連絡をくれました
私の事をみていてくれた人がいて
そんな風に思ってもらえた事に
胸が熱くなりました
休日も見学やトライアル、正式譲渡で
ほとんど潰れますが
とてもやりがいを感じています
٩̋(ˊ•͈ω•͈ˋ)و
でも、頑張りすぎず
たまに息抜きもしながら
これからも長くボランティアを
続けていけたらと思います(•ᵕᴗᵕ•)