さくらねことは、、
外で生活する猫や野良猫ちゃんたち
つまり「飼い主のいない猫」の
異常繁殖を防ぐために不妊手術し、
その印に片耳の先端をV字にカット。
そして猫がいた場所に戻す。(TNR)
その形がさくらの花びらに
見えることから「さくらねこ」と
呼ばれています。
さくらみみの猫たちは飼い主はいないけど
誰かに見守られている証です。
そして、Vの字ではなく
水平にカットされている子もいるそうです。
この耳カットについて
「わざわざ耳を切らなくても、、」と
よく聞きますが、
このように一瞬でオスかメスか、
避妊手術が済んでいるのかを
把握できます。
誤って二度めの避妊手術を
されてしまわぬ為でもありますね。
「人間の勝手で不妊手術なんて可哀想」
など反対の声はありますが、
猫は生後半年から発情期が始まり、
1回の出産で2~6頭出産し、
その発情期は少なくて年2回、
毎年繰り返されます。
当然あっという間に数十頭、
また数十頭と増えつづけます。
そうすると子猫はカラスに食べられたり
様々な感染症を引き起こしかねません。
また外猫の死亡原因として最も多い
交通事故にあってしまう可能性があります。
せっかく産まれてきた命なのに
そのような理由で亡くなってしまうのは
とても悲しいことです。
そして人間みんなが
猫好きなわけではありません。
よく玄関先に猫よけ用の
水が入ったペットボトルを
置いているお家を見かけませんか?
猫が苦手な人のおうちの周りに
沢山の猫が溢れたら当然嫌がります。
猫嫌いな方の中には
「不妊手術をしたからといって
その場所からいなくなる訳ではないのだから
何も解決できていないじゃないか」
と思う方がいらっしゃいます。
確かに現時点では
何も変化がないように見えますが、
確実に数は減っていきます。
「野良猫には野良猫の猫生」
というものがありますので、
見守って頂けると幸いです。
TNRされた猫や地域猫ちゃんは
避妊手術を受けさくらみみカットし、
「さくらねこ」となり、
不幸な命がこれ以上ふえないようにとの
願いもこめられています。