2018.01.27 大分大学で行われた「エンジン01文化戦略会議」で、動物愛護委員会の講座を受講してきました!
大分県で活動されている「NPO法人ねこの糸」の村上由香里さんをゲストに、県内の犬猫殺処分の現状なども聞けとても勉強になりました
動物愛護委員会の委員長であり、音楽評論家/作詞家の湯川れい子さんを初め、委員会の方々のお話で、ドイツやイタリアの動物愛護の現状なども聞くことができました。
ドイツやイタリアではペットショップに犬や猫が売られていません。
”ティアハイム”と呼ばれる動物保護施設がいくつもあり、ペットを飼いたいという人は、ペットショップではなくティアハイムに足を運び新しい家族を迎えるというスタイルなのです。
そして、ティアハイムから引き取る場合、6~7万を払ってその子を連れて帰るそうです
もちろん、その子達は純血の子犬や子猫ではなく、雑種の成犬や成猫たち。
本当に素晴らしい取り組みですよね!!
”すばらしい”私たちがそう感じるのは、もしかしたら日本人だからかもしれません。
ドイツやイタリアではそれが当たり前なのです。
そして里親さん探しの番組もたくさん放送されているそうです
また、こんなことも仰っていました。
「日本人は子犬や子猫、純血にこだわる人が多い」
ペットショップで4~5ヶ月以上になった子犬や子猫が徐々に売れ残るのは、そういった傾向があるからかもしれませんね
まだ産まれて4ヶ月しか経っていないのに・・・。
日本は先進国の中でも「動物愛護」には遅れをとっているのです。
ねこの糸村上さんも、大分県の猫の殺処分に関してお話をされていました。
大分県では「猫は即日殺処分される」という事は、大分県で活動されている方はご存知の方が多いかと思いますが、動物愛護委員会の方々はとても驚き、悲しんでおりました。。
なぜ”即日殺処分”なのか??
それは、単純に”保健所に猫を置いておく場所がない”からなのです。
もちろん数匹くらいであれば、場所も確保できると思います。
しかし、H28年度の大分県の猫殺処分数は1735頭。
到底保護できる数ではありませんよね・・・。
一番問題視しなければいけないのは、「猫の収容場所がない」という事よりも
なぜこんなに猫が増えてしまうのか、という事ではないかと思います。
次回は、猫が爆発的に増えてしまう原因についても触れていこうと思います。
今日はここまで