ハンちゃんの保護経緯については
コチラ⇩をご覧ください。
保護時のハンちゃんは
本当に悲惨なものでした
騒音も酷く
車がすごいスピードで横切る
トンネル内に2日間もいたのです。
当然といえば当然ですが
体も弱っており
下半身は泥だらけで
後ろ足も動かない状態でした
足が折れてなかったのが
せめてもの救いですが
獣医の先生から
麻痺は治らないかもしれないと
言われ
治療費や避妊手術代などの費用
また、これから先の介護などを考えると
色々な不安が頭をよぎったのを
覚えています。
しかし、そんな心配をよそに
翌々日には、ケージの2段目に
移動していたのです
足が動かないのに
どうやって上がったのか
軽いパニックになりましたが…
観察していると
どうやら前足の力のみで
ケージの柵につかまって
登ったようです
それからハンちゃんの
足をマッサージすると
ふらつきながらも
歩行可能な状態に
これが初めてケージから出した模様です。
その後も
休日や帰宅した後など
できるだけ
ケージから出すようにすると
みるみる
普通に歩けるまで回復し
階段や窓枠にも登れるまでに
本当に動物の生命力には
驚かされることばかりです
保護時に警察署や
動物愛護センターなどにも
届け出しましたが…
飼い主さんが現れなかったので
里親募集もしていたのですが
年齢のせいか
なかなかご縁がなく
ハンちゃんを保護してから
1年余り経とうとしていました…。
あまりに長くいすぎたため
うちにすっかり馴染んでいた
ハンちゃん…笑
そんななか、ついに
ハンちゃんに会ってみたいと
応募がきました
とても素敵な方で
トライアル中もお母さんは
ハンちゃんが2日間いたトンネルを
見にいったり
お世話になった警察へ
お礼を言いにまで
行ってくださったようです。
こんなにハンちゃんの事を
想ってくれる人が現れるなんて
それこそ奇跡です
あの時、救出したハンちゃんを見て
こんなに幸せになれると
誰が想像したでしょうか
本来なら、そのまま亡くなっていたか
救出されても、あの足です。
きっと殺処分対象となっていたでしょう…。
でも、たくさんの方々の
助けたいという想いが
奇跡を起こしたのだと思います。
助けるって、口では簡単に言えますが
かなりの勇気と覚悟がいります。
でも、動物って人間が思うより
強いです!
何かあっても
必死に生きようとします。
なので、もしこのような子を見かけたら
どうか力を貸してあげてください
そんなこんなで
最後まで奇跡を見せてくれた
ハンちゃん
素敵な家族を
手繰り寄せたね
ハンちゃんがこうして幸せになれたのも
あの時、トンネルの中から助けてくれた
たくさん方々の力があってこそです。
この場をかりてご報告と
携わってくださった皆様へ
心よりお礼を申し上げます
※大分ニャンたろうでは保護はしておりません。
こちらの猫は個人的に保護した猫のお話です。