11月10日(日)
おおいた動物愛護センターで
『ペットと人の防災研修会』が
行われました
講師は以前
九州災害時動物救援センターでも
お世話になった
VMATの船津敏弘先生でした!
東日本大震災の際には
被災地でボランティアとして
活動された方で
原発の影響で置き去りになった
動物たちの救護や
飼い主さんのメンタルケア等
当時の体験談を語ってくださいました。
震災で命を落とした
ペットの死因の4割は餓死によるもので
なんとか生き残ったペットも
野生化しており…
なかなか保護できず猫に至っては
ほとんどが捕獲器での捕獲だったそうです
そんな震災での経験を機に
VMATを結成し
熊本地震の時もいち早く駆けつけて
隊員の方々と
動物たちの救護にあたって
くださいました。
お話しを聞いた後は
今後、災害が起きた時に
自分がどう動くかを考える
マイ・タイムラインの作成なども
実践として行いました
事前にハザードマップを確認したり
大分には【おおいた洪水ハザードアプリ】なども
ございますので
皆さまもよろしければ
こちらを一度確認してみてください
その後、ペットと一緒の
同行避難体験も実施されました!
ちょうどお休みだったスタッフの
ワンちゃん、猫ちゃんも体験♪
①同行避難者の受付
②マイクロチップ検知
③VMAT隊員による健康チェック
④クレートトレーニング
⑤マンホールトイレの見学
⑥非常用発電装置の説明
…の順で体験しました。
最後に意見交換会もあり
とても充実した研修会となりました
今回、マイ・タイムラインを作成しましたが
災害時、マニュアルは
あまり役にたたないそうです
ただし…
マイ・タイムラインを作成する事に
意味があるのではなく
考える事に意味がある!
と、船津先生は仰っていました。
これを機に色々な場合
(ペットを家に置いて仕事に出ている等)を
想定して
災害時、自分がどう動くのか
考えてみましょう。
もうひとつ今回の研修で
とても大切だなと感じたのが
ペットのトレーニングと
飼い主さんのマナーです!
現に震災の際、ペットを受け入れた
避難場所の学校で
糞尿やシーツがそのままだったりと
学校側はすごく困ったそうです
✤無駄吠えをしない
✤待てやおすわりができる
✤ケージやキャリーを嫌がらない
✤トイレが決められた場所でできる
✤他の動物や人を攻撃しない
✤ふん尿の始末
✤予防接種や寄生虫の駆除
以上の事が出来ていないと
避難所でみんなが
震災のストレスを抱えている中
更なるストレスとなり
たくさんの方々の迷惑となります。
ペットも大切な家族なので
一緒に避難したいですよね
そのためには
他人に迷惑をかけない事が
絶対条件になります
ペットに愛情を注ぐ事も
もちろん大切ですが
可愛いがるだけでなく
いざ!という時に
他人に迷惑がかかるかからないよう
日頃からしっかりと
トレーニングすることが
震災時に自分も
自分のペットも守る事に
繋がるのではないでしょうか?
大切な家族だからこそ
災害時の行動を考えると共に
今一度、しつけやマナーも
見直したいですね( * ॑˘ ॑* )