みなさんはクローン犬・猫を
ご存知ですか?
家族同然のペットを失い
悲しむ飼い主のために・・・
中国で広がり始めています。
2018年頃から一般の方への販売を始め
数百万と高額にも関わらず
依頼が後を絶たないそうです。
「生命の尊厳を脅かす」と
各方面から規制を求める声も上がっています。
費用はクローン犬が約580万
クローン猫が約380万。
クローンを作るには
犬・猫から死後1週間以内に
体細胞を採取しなければなりません。
体細胞から抽出したDNAを
卵子に入れ代理母である
犬や猫の子宮に移植して出産させます。
受注から6~10カ月後には
クローンを渡す事ができるとのこと。
顧客は中国人がほとんどを占めるそうですが
中には愛犬を連れて
中国を訪れクローン作りを依頼した
日本人も居たそうです。
今やクローンはペット以外にも
普及しています。
例えば映画やCMなどに出演する
タレント犬のクローンを誕生させました。
先代の犬の遺伝子を受け継いでいる為
訓練させ映画に出演させることも
考えているそう。
さらには
警察犬のクローンまで作り出したそうです。
(画像:クーリエ・ジャポンより引用)
ただ課題も山積みで
代理母出産は流産する確率も高く
無事に産まれてくるのは約3割。
上手くいかなかった場合に備えて
複数の代理母を用意するのが一般的とされ
さらには卵子を提供する別の雌が必要で
卵子提供の雌には
ホルモン注射をして
無理やり排卵をさせているそうです。
クローン1匹を作るのに
たくさんの雌に負担がかかっています。
専門家はクローン犬・猫が普及することで

死んだペットが生き返るわけではない。
悲しみは一時的に解消されるかもしれないが
それはごまかしでしかない。
逆にクローンが手に入るからと
命が尽きる瞬間まで
ペットに寄り添わないなど
飼い主の責任放棄につながらないか懸念する

新しいのを作ればいい…
いらないから捨てるとなりかねない。
ペットロス解消と言うなら
事故死した子どものクローンを
作ってもいいじゃないかという
極論の考えが出かねない。
かけがえのない一つ一つの命を
大切にするという
根幹が崩れる恐れがある
と訴えています。
(画像:南日本新聞から引用 元の犬)
(画像:西日本新聞より引用 クローン犬)
家族同然のペットを失い
悲しみに打ちひしがれる気持ちは
痛いほど分かります。
どんなにお金をかけようと
亡くなった子は戻って来ません。
本当にクローンは
必要なのでしょうか…?
限りある人生・犬猫生だからこその
思いや考え・価値観などが
あるのではないかと私は思います。