みなさんは動物が
交通事故に遭う現場を
目撃したことがありますか
私は、道路で亡くなっている猫
または轢かれそうになっている猫しか
遭遇したことがありませんが
猫が交通事故で命を落とすケースは
保健所持ち込みの殺処分数を
上回ると言われています
…ということは残念ながら
今後そういうケースに出くわす可能性も
十分にあるという事です。
そういう現場を目撃した際
驚きやショックで焦らないよう
こちらで対処法を
お伝えできればと思います。
※まずは、深呼吸して落ち着きましょう
早く助けなきゃと焦りがちですが
周りをちゃんと確認して
自分がどう動くべきか考えましょう。
交通量の多い道路などの場合は
危険なため
無理をせず、警察や道路管理者に連絡して
到着を待ちましょう
下記は必ず
安全を確認した上で行ってください。
①猫を安全な場所へ移動させる
そのままだと、猫が他の車にも
轢かれる可能性があります。
自分自身も危険なので、タオルなどで猫を包み
歩道など安全な場所へ移動させましょう。
※衛生上、どんな動物でも
必ずゴム手袋または布を使用し
直接触らないようにしましょう!
②猫の状態を確認する
まず、呼吸や心音、意識の有無を確認し
余裕があればケガの場所や
出血の具合などもチェックします。
生きている場合
段ボールや布など安静にできるものを用意し
優しくそっと移動して病院へ。
亡くなっている場合
段ボールに入れる、又は布に包んだり
袋に入れたりして
安全な場所に移動させましょう。
③病院へ連れて行く
交通事故の場合、一刻を争うことが多いので
早急に病院へ連れていく事をおすすめします。
できれば、事前に
近所の病院へ連絡してから
連れていくとよいでしょう。
その際に交通事故にあった旨や
猫の状態を説明しましょう。
動物病院へ連れていく事が困難な場合は
動物愛護センターに相談してみましょう。
④亡くなっていた場合
そこが国道であれば
国土交通省の
道路緊急ダイヤル(#9910)へ
連絡しましょう!
勝手に公共の場や私有地などに埋葬すると
違法になってしまいまうので注意が必要です。
国土交通省に報告すると
轢かれた位置や動物の種類などが
データ化され
動物柵や新しい道路を造る際の
参考資料となるそうなので
今後の事故防止にも役立てられます
国道以外の場合は
各自治体の役所に連絡しましょう。
大分県の場合は
こちらを参考にしてください
※夜間であったり、道路の区別がつかない場合は
最初に挙げた国土交通省の緊急ダイヤルに相談してみてください。
でも、まずは
事故に遭う猫を減らすことが
一番大事です‼
☑車の運転に気をつける
当然の事ですが
車を運転している人は、法定速度を厳守し
猫を見かけたら
『かもしれない運転』で
減速しましょう!
突然飛び出してきた猫を避けるのは
難しいかもしれませんが
住宅街や細い路地などは
猫だけでなく子供も
急に飛び出してくる可能性があります。
周りに注意を配り、ゆっくり走ることで
悲しい事故を防ぐことにつながります。
☑完全室内飼いをする
飼い猫の場合は事故防止のためにも
室内飼いを推奨いたします。
その際は脱走防止にも十分気を付けましょう。
☑猫を追いかけない
野良猫は人間を怖がる子が多いです。
可愛いくて触りたくなりますが
驚いて道路に飛び出す可能性もありますので
むやみに追いかけたりするのはやめましょう。
☑野良猫を増やさない
野良猫が増えれば
交通事故に遭う猫も増えてしまいます
不妊手術をせず野良猫に餌やりをすると
餌場での繁殖に繋がりますので
無責任な餌やりをして
野良猫を増やすのはやめましょう。
交通事故を目の当たりにすると
とっさに行動するのは
とても勇気がいることだと思います
でも、あなたのその勇気で
助かる命があるかもしれません!
うちの陽向も
車に轢かれそうになっていたのを
保護された子です。
あの時、勇気を出して
救ってくれた代表
一緒になって車を止めてくれた
トーカイ牧店の店長さん
陽向が渡り切るまで
止まってくれたドライバーの皆さま
一生懸命、『渡っちゃダメ』と
声をかけてくれた
下校中の小学生
みんなのおかげで
陽向が交通事故に遭うことは
ありませんでした。
↑保護された当時の陽向です。
今ではこんな
大きくなったんですよ
命は1度きりです
人の命も動物の命も奪わないよう
そして、万が一
事故に遭遇した際は
すぐ動けるよう
知識も身につけて
おきたいですね