昨年一年間に警察が動物愛護法違反で
検挙した動物虐待が前年比3件減の
102件だったことが明らかとなりました。
検挙件数は2019年以降、
100件を超えており、検挙人数は117人。
市民からの通報が端緒となった
ケースが約半数を占めています。
虐待された動物は猫が最多で57件
犬は36件でした。
このほか馬、フクロウ、トカゲなども
虐待されていたそうです。
事件内容は動物を捨てる遺棄が48件で
殺傷が29件
餌をやらなかったり不衛生な環境で
飼育したりする虐待が25件だった。
(ネグレクト)
動物虐待は主に二つに分けられます。
残虐な殺傷事件などの“意図的虐待”と、
みなさんの身近で頻繁におきている
必要な世話をしない“ネグレクト”です。
改正動物愛護法が昨年6月に施行され、
動物虐待は殺傷行為の罰則が
5年以下の懲役または
500万円以下の罰金に
引き上げられるなど厳罰化されましたが…
2月に牛刀で猫を刺殺した容疑者は
10万円の罰金刑でした…
動物虐待は被害となる動物が
可哀想なのはもちろんですが、
社会的弱者への虐待を命の問題として
重大に捉えてほしいです。
「動物の虐待は凶悪な犯罪の予兆である」
「連続殺人犯が事件前に動物を虐待していた」
欧米における研究では
「動物虐待と対人暴力の連動性」が
指摘され、注意深く捜査するとのこと。
そして、動物虐待は再犯率が多い…
やってもバレない、捕まらない、
最悪逮捕されても刑は軽いということが
再犯率の多さの原因なのかもしれません。