はじめに。
大分ニャンたろうでは保護や
引き取りを行っていないため
(施設を保有していないため)
できることも限られておりますので
保護・譲渡ボランティアさんには
頭が下がる思いでおります。
保護・譲渡の大変さは
計り知れませんが
啓発を専門として行っている立場から
少しだけ地域の皆様に
お願いがございます。
「保護をしたけど、うちでは飼えません
どうしたら良いですか?」
又は「保護してもらえませんか?」
これは、個人ボランティアさんや
団体さんへ一番多いご相談では
ないでしょうか
そしてほとんどの団体さんが
断腸の思いで
「対応不可」のお返事をされていると
思います。
厳しいことを言われる方も
いらっしゃると思います
「冷たい人」
「ひどい対応」
「助けてもらえなかった」
そう感じることも
あるかもしれません
ただひとつ
ご理解いただきたいことが
ございます
それは
ボランティアさんも
「助けて欲しい側」
だと言うことです
ボランティア数名~数十名に対して
助けてあげたい犬猫は
年間に数千匹を超えます
(大分県猫殺処分統計 参照)
そこに費やすお金や時間は
すべて自己負担になります
全てを助ける事は
不可能です
保護をしてくださった方
助けたいと手を差し伸べて
くださった方
それは紛れもない愛情と
「人として」
の感情だと思います。
「人情」です。
その一人一人が
「ボランティア」だという気持ちで
中心に立ち
まずご自身で出来ることを
探してみてください
分からないときは相談を
一人じゃ無理なときは協力者を
探してみて下さい
実際、とても大変です
命に対してきれい事は言えませんし
頑張っても報われないこと
たくさんあります
それでも
必ず救われる命があります
ボランティアさんは仰います
「助けられるなら
全ての子を助けたい」
どうか皆さんのお力で
ボランティアさんを
支えてあげていただけないでしょうか
【私たちにできること】
・保護した子を丸投げしない
・里親を探す
・寄付をする
・預かりボランティアをする
・里親探しを手伝う
・啓発をする など。
不幸な動物たちに手を差し伸べるのは
容易な事ではありません
かわいそうだと思っても
実際に行動に出る人はひと握りです
それができる方々の
人情と行動力に感謝を込めて
どうかお願い致します
最近、大分ニャンたろうへのお問い合わせでも
保護をした際に「引き取ってください」ではなく
「アドバイスをください」や
「どうしたらいいか」など
ご自身で何かをしようと考え、相談のご連絡を
くださる方が増えてきました
救う側(協力者)を増やし、負担を減らす
その正の連鎖を作ることも
大切なのではないかと思います