猫がなんとなく外を見つめている
そんな姿を見たことはありませんか?
外に出たいのかな?と思いますよね
実際、外に出したら
どうなるのでしょうか
□帰ってこられない事が多い
猫には本来帰巣本能があります。
そのためマーキングをした縄張りを巡回し
気が済めば自然とお家に帰ってきます。
ですがこれは元々外猫としての習慣が
備わっている子や外に慣れている子の話。
成猫になるまで外の世界を知らずにいきなり
飛び出てしまった子の場合、様々な臭いや
音などに混乱し自宅の場所が
わからなくなる事もあります。
そのため、迷子になった愛猫を探し出すのは
とても難しいのです
□交通事故のリスク
外の物音に慣れている外猫と違い
安全な家庭内で育った猫は車やバイクの
音に驚いてしまいます。
驚きのあまり勢いよく走り出し
そのまま車道に飛び出してしまうケースも
猫の事故は非常に多く
命を落としてしまう子もいます。
□感染症のリスク大
外に出る最大のリスクは感染症です。
外猫の平均寿命はご存知ですか?
家猫の平均寿命が15年ほどに対し
外猫は3〜5年と言われています。
その短命の要因の多くが感染症です。
外猫の多くはノミやダニ、お腹の寄生虫や
猫エイズ、猫白血病等の感染症を持っています。
それだけ厳しい環境下で生活している証拠です。
これらの感染症の多くは経口感染します。
愛猫が外に出た際、何らかの形で接触する
外猫の排泄物に接触していたなどの場合
愛猫も感染症をもらってしまうリスクが
あります。
また、避妊去勢が済んでいない場合
交配してしまい妊娠することも。
外に出さないことが一番ですが
万が一の備えとしてノミやマダニの予防や
ワクチン接種などをオススメします
一度、外の世界を知るとますます外に出たがる
ようになるので戸締りには十分注意が必要です!
また、脱走や迷子になった時のために
マイクロチップを入れておくとよいでしょう。
飼い主の情報が登録されているので
確認できれば速やかに飼い主の元へ連絡が
いきます
そして、2019年には
マイクロチップの装着が義務化されました。
(2022年6月から施行)
今飼っている犬や猫への装着は
努力義務ですが
もしもの時のために、マイクロチップの装着を
是非ご検討してみてください