「ふるさと納税」
この言葉、みなさん一度は聞いたことがあると思います。実際私自身も「市か県かなんかそこらへんに寄付したらしただけ美味しいものがもらえる」程度の認識でした。
まぁ、あながち間違いではありませんが(笑)
「ふるさと納税」は、寄附をする自治体を納税者が選べるだけではなく、自治体によっては寄附金の「使い道」を納税者が選べる制度でもあります。「納税」なので確定申告しないといけないから面倒なんじゃないの?と、思われますが「ワンストップ特例制度」というものがあり、年間に5自治体までの寄附であれば寄附ごとに申請書を自治体に郵送することで確定申告が不要になるそうです。
その他詳しいことはふるさと納税のホームページをご覧になられた方がよろしいかと思います。
先にもお伝えしたように「ふるさと納税」は寄付金の使い道を選べる制度です。豪華な返礼品ばかりに目が行ってしまいますが、その使い道の一つに「動物愛護」を選べる自治体があるのをご存知でしょうか?
全国各地の自治体に広まりつつあるこの項目は、動物愛護団体などのNPO法人・団体に直接寄付されるものや、保護センターへの寄付、所有者不明猫の不妊手術の助成金など、多種多様に使われるそうです。
最初の試みは兵庫県尼崎市からはじまり、当初10万円くらい集まればいい。と考えていたところ、初年度のふるさと納税額は644万円超えで集まり、次年度も約574万円のふるさと納税があり300匹以上の不妊手術の助成金が確保できたそうです。
これだけの金額が集まったのは、使い道を明確に記載していたからだという見解もあるようですが、殺処分の現状に多くの人が心を痛め、何とかしてあげたいという強い思いが集まったからではないでしょうか。
直接保護や避妊去勢の金額を出せるわけではないが、どんな形であれ助けられる小さな命があるのなら力になりたい、不幸な動物を一匹でも多く救ってあげたいと思う人たちがこんなにもいたという事に心が温かくなります。
現在、全国各地の約10以上の自治体が「動物愛護」のふるさと納税を設けているようです。
残念ながら大分にはこの項目はありませんが「環境の保全 ~自然と共生する潤い豊かなまちづくり~」や「市にお任せ」と言う使い道の項目がありましたので、動物愛護に活用してくださいとお伝えすることが出来れば可能かもしれませんね。そしていつの日か一項目として設置されればいいなと思います。
一人でも多くの人が動物たちの過酷な現状を理解し、力になりたい・応援したいと思う自治体や政策を選び、生まれ育った土地に貢献できたらそれはとても素敵なことだと思います。
この記事をご覧になり少しでも気になるのでしたら是非、「ふるさと納税」のHPを覗いてみてください。
豪華で美味しい返礼品もいいですけど、同じ命を持つ生き物を助けられるってことも感慨深いものですね。(*´▽`*)
※代表と猫たちのおいしい猫草取り合戦