皮膚病としてよく聞く真菌症(皮膚糸状菌症)。
いわゆる猫カビですね。
カビは私たちの生活環境下にも存在しており、
免疫が弱い仔猫や高齢猫などが
感染を引き起こしやすいと言われています
また皮膚糸状菌は
人獣共通感染症のため、私たちにも感染します
露出している腕や首などに多く
リング状の赤い発疹ができるのが特徴です。
猫ちゃんの好発部位としては
顔のまわりや耳、四肢など多岐にわたり
脱毛や赤み、フケなどが見られます。
治療としては
抗真菌薬の投薬、軟膏、ローション
抗真菌薬の入ったシャンプーなどがあります。
症状が見られたら速やかに
治療を開始し、環境の消毒も重要になります。
他にもペットがいる場合は
感染拡大を防ぐためにも
隔離してできるだけ接触を避けましょう
消毒は適切な消毒液を使用しましょう!
アルコール消毒は無効のため注意です!
100倍希釈の
次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなど)を
使用して掃除をする。
⚠️猫ちゃんにはハイターなどの消毒液は危険なので換気をしながら行ってください。
バリカンで毛を刈ることもありますが
毛に菌が付着しているので舞わないように
注意することが大事になります⚠️
診断方法として
ウッド灯検査
特殊なライト🔦を当てることで、皮膚糸状菌が出す物質に反応して発光します
被毛検査
感染を疑う部分の被毛を採取し
顕微鏡で確認します
真菌培養検査
専用の検査キットに被毛を入れて
細菌の増殖を確認します
感染してしまったら
早期に治療を開始することで感染拡大を
最小限に抑えることができます!
おうちの子の体調チェックを
こまめに行い異変の早期発見に努めましょう