大分ニャンたろう
ニャンフォメーション

短頭種は可愛いだけではないのです

 
犬、猫の短頭種について
 
犬では代表的なフレンチブルドッグ
 
パグ、ボストンテリア、
 
猫ではペルシャ、エキゾチック系
 
チンチラ等の種類がありますが、
 
短頭種というと
 
「鼻ぺちゃ」「かわいい」と
 
連想されますが、
 
短頭種の真実を知ってしまうと
 
「かわいい」の一言だけでは
 
終われない事実があります。
 

短頭種の最も顕著な

健康問題は呼吸に関するものです。



「短頭種気道症候群」または

「短頭種気道閉塞症候群」

というもので、鼻・舌・軟口蓋

歯が通常のマズルの長い犬よりも

ずっと狭いスペースに

詰め込まれる形になるため、

気道が狭くなり呼吸に様々な

障害が起きます。

気道が狭いため、短頭種の犬は

日常的に酸欠状態を経験していると

考えられます。

そして実は短頭種の80%以上が出産の際、

帝王切開が必要になっています。

帝王切開なので、出産の度に

全身麻酔をかけているわけです。

ただでさえ呼吸が困難なので、

麻酔のリスクはかなり高くなります。

気道の狭さは犬が眠る姿勢にも

影響を与えます。

短頭種の犬は顎を上げて眠ったり、

おもちゃなどをくわえたまま

眠ったりする場合もあります。

気道を確保するために座ったまま

眠る犬もいます。

眠るという生き物として最も

大切で安らぐはずの時間を、

このように苦労して呼吸を

確保しなくてはならないことの

悲劇を知って欲しいと思います。

短い頭蓋骨は他に、

血液中の過剰な二酸化炭素濃度、

神経学的障害、皮膚病、眼病、

行動障害などに関連しています。

これらの問題は治療のために

手術が必要になることも

多いのですが、短頭種の犬は

手術時の麻酔のリスクも高くなります。

該当する記事では

頭蓋骨に関連する問題が

主に取り上げられていますが、

ブルドッグやボストンテリアには

背骨の奇形問題、

パグでは歩行障害なども大きな問題です。

流行の裏ではこのような事実が

隠れています。

その子を迎え入れたいと思ったら

まず、犬種や猫種の習性や

生い立ちを知ってあげることが、

必要なのではないかと

思います。

 


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