猫は緊張や不安、
恐怖やストレスなどを感じた時に
・転位行動
・転嫁行動
・真空行動
と呼ばれる行動をとる事があります
これらは「葛藤行動」と呼ばれ
気持ちを落ち着かせたり
紛らわせたりするためにとる行動なんです
転位行動
何か失敗したときや要求が通らないときなど
比較的軽いストレスを受けたときにとる行動と
言われています
例えば
・ジャンプに失敗した時に、慌てて顔を洗う
・おもちゃを見失って、急に爪とぎを始める
・音にビックリした後に、突然グルーミングを始める
など、全く別の行動をすることで
そのストレスを発散させています
あくびやグルーミング、爪研ぎなどが
あてはまります
転嫁行動
自分では対処できないストレスや
蓄積したストレスなど
比較的大きなストレスを感じたときに
とる行動と言われています。
例えば
・何もしていないのに、突然噛みつく
・今まで仲良くしていた同居猫に、意味なく攻撃を行う
など、攻撃的な行動に繋がることが
多いようで、「八つ当たり」とも言えます
叩く、噛む、ひっかくなど。
真空行動
転位行動や転嫁行動のように
きっかけがなく起こる行動を言います。
例えば
・夜中に突然走り回る(猫の大運動会)
・何もないところに飛びつく
有り余っているエネルギーを
発散させたい!という思いから
起こる行動と考えられています
葛藤行動は「猫あるある」と言えるほど
日常的に見られる行動ですが
攻撃的なものが続く場合などは
接し方や生活環境の見直しが必要のようです
そのままにしておくと様々な不調や
問題行動につながるので
注意が必要です
コミュニケーションや
スキンシップの時間を増やしたり
トイレを清潔に保つ
1人の空間を作るなど
快適な環境を用意してあげてくださいね