避妊去勢をするメリットとして、
・望まない妊娠を防げる
・発情の大きな鳴き声を防げる
・スプレー行動を防げる
・病気の予防
などがあげられます。
その中の、予防できる病気を今回はいくつかご紹介致します。
子宮蓄膿症
子宮に細菌が入り、膿が溜まってしまう病気です。
主に5歳以降の雌でみられます。
早期発見の手術で殆どの場合は回復するそうですが、
短期間で悪化するため最悪亡くなってしまうそうです。
乳腺腫瘍
発症するのは高齢のメスですが、
希にオスも発症するそうです。
猫の80%以上が悪性と言われていますが、
ホルモンバランスが関係しているため、
初めの発情が来る(生後約6ヶ月)以前に避妊手術をする事で
発症率を91%以下に低下させる事ができるそうです。
卵巣腫瘍
排卵を繰り返すたびに卵巣の表面が傷つき、
そのダメージが蓄積していくことで発がんすると言われています。
卵巣は体の奥にあり、症状が出にくく
発見が遅れがちになってしまうため転移してしまう事が多いようです。
精巣腫瘍
早期に手術を行えば完治の可能性はありますが、
放置していると命に関わります。
また、停留精巣は腫瘍になる確率が高くなるそうです。
(停留精巣とは)
普通は生後1~2ヶ月程で降りてくる精巣が降りずに、
お腹の中に留まってしまっているもの。
避妊去勢の手術はこういったメリットだけではなく、
麻酔のリスクや肥満になりやすくなるといったデメリットもあります
しかし、死亡原因の上位にくるガンを、
生殖器に出来るものは避妊去勢の手術で防ぐことができます。
費用面でも病気の治療費より、避妊去勢の手術の費用の方が負担も少ないです。
飼われている方は、考えられてみてはいかがでしょうか?
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