みなさんは
「ペットを飼いたい」
そう思った時
「ペットショップ」に行きますか?
それとも
「動物愛護センター」に行きますか?
まだほとんどの方が
「ペットショップ」を選択するのでは
ないでしょうか?
動物愛護センターには
家族を募集している犬や猫が
たくさん待っています。
センター以外でも
ボランティア団体さんの譲渡会
保護猫カフェ
里親譲渡サイト
新聞記事
などなど
ペットショップ以外でも
出会える場所はたくさんあります
そしてその子たちの中には
「命の期限」がある子たちも
たくさんいます。
先進国と言われる日本ですが
先進国とは思えないほど
年間で殺処分される子が
驚くほどの数いるんです。
(環境省HPより・H29年度犬猫殺処分数 43,227頭)
それでもペットショップを選ぶ理由
ペットショップで売られている子たちは
純血で、小さくて
本当に可愛らしいですよね。
ペットを飼いたいと思っていなくても
“飼いたい”と感じてしまうほど
可愛らしいと思います。
全てのペットショップを
指すわけではありませんが
小さいサイズを保つために
“あえて”ご飯を少なくしていたり
情が湧くからと
たくさん抱っこさせたりと
そのようなショップがあるのも事実です。
育ち盛りの子犬や子猫は
すくすく育ってしまいますから
売れないと困りますよね。
早くに母親から離され
免疫の少ないような子たちを
ベタベタと触ってしまうと
病気になるリスクも高いです。
遊びたい盛りに
狭いショーケースの中では
ストレスも多いでしょうし…
しかし悲しいことに
日本人は純血にこだわりが強く
小さい方が可愛い
と思う人が多いと言われています。
消費者が望むように
生産者は動きます
命であろうが
商売なので
命であろうが
商品なので
この流通過程だけでも
年間約2.4万頭が命を落としているんです
無事にペットショップまで辿り着いても
売れ残りの子たちに待つのは
廃棄という運命です
ここまで書くと
希望がないように思えますが
希望になるのは
私たちひとりひとりです
ひとりひとりのモラルや意識
そしてこの闇社会への認識が
この子達の希望になります
「ペットを飼いたい」
そう思った時
「購入」ではなく
「里親」という選択が
当たり前の世の中になりますように
売れなければ
生産されません
消費者が望まないものを
生産者は作りません
里親募集の子たちも
ショーケースの子たちも
同じように可愛くて
かわいそうで
愛されるために
生まれてきたんです
人間に与えられるように
この子達にも
安心できる家を
暖かい家族を
生きる権利を
動物も命です
「ペットを飼う」という感覚ではなく
「あなたを家族に迎えたい」
という心を持って
飼うのでもなく
買うのでもなく
迎えてあげてほしいです
法律が変わらない以上
動物たちに対する感覚を
私たちが変えなければ
悲劇は終わりません。
これからの日本
里親文化がどんどん浸透し
不幸な命が減っていく事を
願うばかりです