先日、スタッフが
『この子、保護された場所
Nさんの実家近くですよね?』
…と大分県の犬の収容情報が載った
スマホ画面を私に見せて来ました
実家からは
2~3キロ離れていますが
確かに地域は一緒でした
田舎だと犬がいなくなっても
『どっか山ん中入ってったんや』
とか
『ほっちょきゃ帰ってくるわ』
など
電話で問い合わせたり
届け出を出す人は少ないので
殺処分が頭をよぎり
いてもたってもおられず
チラシを作成して
休みの日に保護された周辺で
聞き込みする事にしました
犬を飼っている人を教えてくれたり
優しく対応してくださる方もいらっしゃれば
インターホン越しに
『私、犬嫌いだから!
見分けなんかつきません💢』と
一喝され、その家を
後にすることもありました💦
そして
何件かまわると
やっと
『あっこれ
〇〇さんとこの犬やわ』
と知っている方が現れました
これで飼い主さんのところに
犬が帰れる
…と喜んだのもつかの間
飼い主さんに電話を
繋いでもらい
お話したのですが
『わしはもう歳やし、身体も悪いから飼えん
愛護センターで面倒みてもらって』と…
私が
『もしかしたら
殺処分されるかもしれませんよ』
と念を押したのですが
『しょうがねぇわ』と…
一言
何度か食い下がったのですが
よいお返事はもらえず
私は電話を切った後も
しばらく放心状態だったと思います
収容されている子は
まだ5歳ほどでした
こうなるなら
何故この子を迎えたのでしょう
必死に探した結果が
こんな事になるとは思っておらず
飼い主さんがいらないって言ったら
殺処分になるのか
私は今、飼ってあげられないし
どうしたらいいのか…
不安ばかりよぎる中
愛護センターのほうへ
問い合わせると
一番重要なのは性格で
大きな病気がなければ
譲渡の方向へ動きますと
お返事いただき
少しホッとしました
聞き込みしたお寺の
住職さんもSNSで拡散するよと
言ってくださっていたので
飼い主さんが見つかった事
そして、残念な結果になった事を
ご報告したのですが
犬の愛護団体さんとお知り合いらしく
何かできないか伝えてみるねと
仰ってくださいました。
この場を借りて
協力してくださった地元の皆様
住職様にお礼申しあげます。
人も動物も
誰しも歳をとります。
そして、身体も思うようには
動かなくなります
今、飼えるからではなく
ペットを迎える際は
10年先、20年先を見越して
迎えてあげてください
不安がある方
また、独り身の方などは
何かあった時のためにも
必ず後見人を見つけておきましょう
人の都合で
動物の命が犠牲になるかもしれない
その現実を目の当たりにした時
こんな子はきっとたくさんいるんだと
言い聞かせてる自分がいました…。
だけど、何かできる事があるなら
目の前の事だけでも
どうにかしなければ
本当に何も変わらないと私は思います。
やれる事は少ないかもしれない
それでも、何か少しでも変わるなら
私は自分にできる事を
探し続けたいと思います